【鳥鳴く声す夢さませ】
書道のお手本として、現在も使用されている「とりな歌」というものがあります。 「いろはにほへと」の変型版であり、、同じように一文字一回しか出てこない歌です。明治時代、万朝報という新聞社で、「旧来のいろは歌に代わる【新しいいろは】を」ということで、仮名48文字1回ずつをつかった歌を募集し、選ばれたのがこの「とりな歌」だったのです。 「とりな歌」と略称されたこの「とりなくこゑす」は、1903(明治36)年、「萬朝報」が、「いろは」の歌に代わる新しい「国音の歌」を募集したとき、1等に選ばれた作品です。作者は埼玉県児玉郡青柳村の坂本百次郎。坂本百次郎は数学を専門とする教員でした。 「巌窟王」の作者(訳者)として有名な黒岩涙香という小説家が、小説を書きながら、「万朝報(よろずちょうほう」という日刊新聞を創立しました。その万朝報は、その新聞の創刊記念に、イロハにかわる47文字の手習い歌を全国から募集しました。 その応募にトップ入選したのが、埼玉県児玉郡青柳村の坂本百次郎氏のこの「とりな歌」だったのでした。
とりなくこゑす ゆめさませ
みよあけわたる ひんがしを
そらいろはえて おきつへに
ほふねむれゐぬ もやのうち
鳥鳴く聲す 夢さませ
見よ明け渡る 東を
空色映えて 沖つ邉に
帆舟群れ居ぬ 靄のうち
神典【ひふみ神示】の中には、この「とりな歌」の「変形型」である「神歌」が出てきます。 「鳥鳴く声す 夢さませ、見よ あけ渡るひむかしを、空色晴れて沖つ辺に、千船行きかふ靄(もや)の裡(うち)。 「とりな歌」の「帆舟群れ居ぬ」が、御神示の中では、「千船行きかふ」となっています。 「七五調」の「神律」に乗った、とても神義深い御神歌です。 「千船」とは、「顕幽」を分かつ「千引き岩」も神的に連想させるものであり、「百船」という、五十音の表裏の神図も、そこに連想させます。 みろくの世に至る神刻(かみとき)に顕現する、「救いの御船(みふね)」、「新しきノアの箱舟」とも言えます。 この神義については、また詳細は講演会等でお知らせしたいと思います。
【講演会情報】
【緊急告知!8月16日(日曜日)東京・橘流写経集中講座のお知らせ!】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1240778523&owner_id=17790362
【日月神示・ひふみ神示 第12巻『夜明けの巻』・第十三帖 (三三三)】(昭和20年8月10日)
【あら楽し、すがすがし、世は朝晴れたり、昼晴れたり、夜も晴れたり。あらたのし、すがすがし、世は岩戸明けたり、待ちに待ちし岩戸開けたり、此の神示の臣民と云ふても、人間界ばかりでないぞ。神界幽界のことも言ふて知らしてあると、申してあろが。取違ひ慢心一等恐いと申してあろが。祭典(まつり)、国民服もんぺでもよいぞ。天明まつりの真似するでないぞ。役員まつりせい。何も云ふでないぞ。言ふてよい時は知らすぞよ、判りたか。仕へる者無き宮、産土様の横下にいくら祀ってもよいぞ。天明は祈れ。祈れ。天に祈れ、地に祈れ、引潮の時引けよ。満潮の時進めよ。大難小難にと役員も祈れよ。口先ばかりでなく、誠祈れよ。祈らなならんぞ。口先ばかりでは悪となるぞ。わかりたか。今度は借銭済(な)しになるまでやめんから、誰によらず借銭無くなるまで苦し行せなならんぞ、借銭なしでないと、お土の上には住めん事に今度はなるぞ。イシの人と、キの人と、ヒの人と、ミヅの人と、できるぞ。今にチリチリバラバラに一時はなるのであるから、その覚悟よいか。毎度知らしてあること忘れるなよ。神示 腹の腹底まで浸むまで読んで下されよ。神頼むぞ。悟った方 神示とけよ。といて聞かせよ。役員 皆とけよ。信ずる者皆人に知らしてやれよ。神示読んで嬉しかったら、知らしてやれと申してあらうが。天明は神示書かす役ぞ。アホになれと申してあろが、まだまだぞ、役員 気付けて呉れよ。神示の代りにミ身に知らすと申してある時来たぞ。愈々の時ぞ。神示で知らすことのはじめは済みたぞ。実身掃除せよ。ミ身に知らすぞ。実身に聞かすぞ、聞かな聞く様にして知らすぞ。つらいなれど、がまんせよ。ゆめゆめ利功出すでないぞ。判りたか、百姓にもなれ、大工にもなれ、絵描きにもなれ。何にでもなれる様にしてあるでないか。役員も同様ぞ。まどゐつくるでないぞ、金とるでないぞ。神に供へられたものはみな分けて、喜ばしてやれと申してあろが。此の方 喜ぶこと好きぞ、好きの事栄えるぞ。いや栄へるぞ。信者つくるでないぞ。道伝へなならんぞ。取違へせん様に慢心せん様に、生れ赤児の心で神示読めよ。神示いただけよ。日本の臣民 皆勇む様、祈りて呉れよ。世界の人民 皆よろこぶ世が来る様 祈りて呉れよ、てんし様まつれよ。みことに服(まつ)ろへよ。このこと出来れば他に何も判らんでも、峠越せるぞ。御民いのち捨てて生命に生きよ。
「鳥鳴く声す 夢さませ、見よ あけ渡るひむかしを、空色晴れて沖つ辺に、千船行きかふ靄(もや)の裡(うち)。」
「いろは、にほへとち、りぬるをわかよ、たれそ、つねならむ、うゐのおくやま、けふこ、えてあさき、ゆめみしゑひもせすん。」
「アオウエイ。カコクケキ。サソスセシ。タトツテチ。ナノヌネニ。ハホフヘヒ。マモムメミ。ヤヨユエイ。ラロルレリ。ワヲウヱヰ。」 アイウエオ。ヤイユエヨ。ワヰヱヲ。カキクケコ。サシスセソ。タチツテト。ナニヌネノ。ハヒフヘホ。マミムメモ。ヤイユエヨ。ラリルレロ。ワヰウヱヲ。五十九柱ぞ。
此の巻 夜明けの巻とせよ。この十二の巻よく腹に入れておけば何でも判るぞ。無事に峠越せるぞ。判らん事は自分で伺へよ。それぞれにとれるぞ。天津日嗣皇尊(あまつひつぎすめらみこと)弥栄(やさか)いや栄(さか)。あら楽し、あら楽し、あなさやけ、あなさやけ、おけ。 一二三四五六七八九十百千卍(ひふみよいつむゆななやここのたりももちよろず)。 秋満つ日に、アメのひつ九かみしるす。】 右の図形は、この帖にある「神図」。この図形によって、おのおのが、誓約(うけい)をすることが出来ると言われています。その詳細は、ここでは省略します。
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